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目 次 ]      月刊・お好み書き 1997年5月1日号



人の縁(えにし)のおもしろさ・ありがたさ
6月1日は、来てや、来てや、みんな来てや
マルセ太郎+永 六輔+金 成亀+趙 博
ジョイント・ライヴ&トーク

 6月1日(日)午後2時30分から大阪女学院 ヘールチャペル(JR環状線、地下鉄「玉造」下車)で、「風あれ、河あり、人の間に光りあれ!」と題されたイベントがあります。演劇のマルセ太郎、永六輔、ジャズベーシストの金成亀(キム・ソング)趙 博(チョウ・バク)という豪華なメンバーによるジョイント・ライヴ&トーク。みどころいっぱいの、このイベントを趙さんに紹介してもらいました。

 事の始まりは、地域の福祉・生活・ボランティア・文化活動をしている『聖公会生野センター開設5周年』に何かしょうか?と呉 光現(オ・グァンヒョン:お好み書き読者)と話したことからでおます。猪飼野生まれのボードビリアン「マルセ太郎さんの里帰り公演はどうや?」「ほんだら永さんにも頼んでみよや」「金 成亀氏もマルセさんの友人らしいし、<ちがうことこそバンザイ>言うてはる牧口一二さんも聖公会やんか!」「ほたら、皆、連れ持ていこら」─てなことでトントン拍子に話は纏まりましてん。なんのこっちゃサッパリわかりまへんやろ。我がコトから話した方が分かりやすおまんな..。

 私メ・趙 博は、しがないミュージシャンでおます。予備校[河合塾]でシノギながら、あちこちでライヴさせてもろてます。3年前から「ニッポンて何やねん?セレブレーシン・コンサート」(通称セレ・コン)ちゅうオモロイことを仲間と一緒にやらしてもうてます。それで、94年の1回目のセレ・コン(この時に《お好み書き》ともお知り合いになり、えらいお世話になりました、オオキニ!)の準備の最中に、実は河合塾の文化講演会に牧口一二さんをおよびしたんだ。大好評やったんでその講演録を『何が自由でどちらが不自由か─ちがうことこそバンザイ』言うブックレット(河合ブックレットシリーズ)にして出版しましてん。そうこうしてる最中にあの大震災だんがな! あの日、ワタイは早よから遊びに行っとって、「えらい揺れたナァ」ぐらいの認識で、何が起きたかナンニも知りまへんでしてん。テレビ見てへんかったから、ホンマに知りまへんでしてん。夜10時頃帰ってきたら、女房にどやしつけられて、それから「震災の日に遊んどった人非人」と言われ続け、辛ろうおました。その負い目があったんでっしゃろな、牧口さんが「被災障害者支援・夢風10億円基金」を旗揚げするときに、一も二もなく「僕も一緒にやります」て言いましたがな。『ぷくぷく夢がわいてくる』言うね、吹田の障害者団体(社会福祉法人:ぷくぷくの会)のドキュメント映画、その主題歌を担当させてもろた縁もおました。(因みにこの映画のナレーションは遥 洋子女史)それで、紙ふうせん(セレ・コン出演者)、永 六輔さん、大阪フィル、趙 博ちゅうラインアップでフェスティバル・ホールでコンサートやりましてん。95年の5月でしたかなぁ、フェスティバルの舞台にワタイが立つなんて、おそらく最初で最後でっしゃろな。−−これが、牧口さんと永さんとの縁でおま。

 金 成亀さんは、日本屈指のジャズ・ベーシストで、最近では新井英一『清河への道』(95年度日本レコード大賞アルバム賞)で、かっこエエ音色をきかせておられます。
そんな凄いミュージシャンとワタイは「大先輩・不肖後輩」の仲でおまんねん。昨年6月には<水無月の芦原>というセッション・ライヴも、やらせてもらいました。マルセさんは猪飼野出身で、若い頃から成亀と「芸人界」でのお知り合いやとか。ワタイはガキの頃から、テレビでマルセさんが声帯・形態模写をするのをじ〜っと見てましてん。スクリーンのない映画館のファンだす─これが、「趙・金・マルセ」の縁でおます。

ほんで、生野区で「精神障害者の小規模作業所」としてトータス・ハウスができたのを契機に「10年間かけて1万円出してくれる人を1万人募る」という夢・風の「ゆっくり、ゆっくり」精神に学びながら、なんか楽しいことをやろうや─となったわけだ。震災関係のチャリティはずいぶんたくさんありますが「金さえ出しゃぁええにゃろ」とか、ほとんど有名芸能人の売名行為にしか思えないモンもたんとおます、ぶっちゃけた話が。ワタイは震災に関しては「人非人」でおますんで、その大悪人が関わってきた「チャリティ」に嘘はおまへん。ワタイは「反省」しましてん。人を助けんのとちゃう。人間のあたりまえの《助け合いの心》を、神戸(他の地区も)は教え、訴え続けてるんや、と。今度、いつどこで地震があるかわからへん。建物やビルを強うすんものエエやろうけど、<人と人の間>が強ならなアカン。ワタイはそう思って、被災地・被災者の人らと、へてから日常が《助け合い》そのものである障害者の友達らに「ワイも寄せて・混ぜて」と、お邪魔しとりまんねん。それだけです。
6月1日はパ〜〜ッと行きまひょ。読者の皆さんも、是非是非お越しやす。頼んまっせ、待ってまっせ!

記者:趙 博

◆「風あれ、河あり、人の間に光りあれ!」
■日時…6月1日(日)午後2時開場2時30分開演
■場所…大阪女学院ヘールチャペル(JR環状線、地下鉄玉造下車、1号出口西北へ徒歩5分)
■入場料…前売り2500円、当日3000円(チケットぴあでもOK)、障害者・介護者各2000円
■出演:…永 六輔、マルセ太郎、金 成亀、趙 博
プログラム:第1部 対談「人間のおかしさ、おもしろさ」永 六輔+マルセ太郎
      第2部 「ジャズと私とブルースと」マルセ太郎+金 成亀+趙 博
      第3部 スクリーンのない映画館「泥の河」マルセ太郎+金 成亀
■主催&問い合わせ…聖公会生野センター TEL.06−754−4356 FAX.06−754−4357
■共催…被災障害者支援「ゆめ・風・10億円基金」
    精神障害者小規模作業所「トータス・ハウス」
■企画協力…OFFICE 38°

 ※聖公会生野センターの開設5周年記念公演です。収益金は「ゆめ・風・10億円基金」と
 「トータス・ハウス」にて活用されます。

趙 博のお店ライヴ:新曲ご披露シリーズ

◆「地球雑貨 開店お祝い・ライヴ」
■日時…6月6日(金)午後6時スタート
■場所…地球雑貨(箕面市桜井 2-10-5 阪急箕面線「桜井」下車)
 TEL.0727−22−8716  FAX.0727−22−0560
■チャージ…1500円(ドリンク付き)
  ※昨年の「一風堂ライヴ」でお世話になった生田妙子さんが、
   素敵なお店を市場の中に開店されました。
   なんと、ライヴスペースがあるのです!
◆「父の日ライヴ─アンプラグド・中年宣言」
■日時…6月15日(日)午後6時30分スタート(オープン6時)
■場所…つづきの村 [八百屋「ろ」] (近鉄「学園前」下車)
 TEL.FAX.0742−44−3720
■チャージ…2000円(お酒・ビールetc.付き)
  ※いつもセレブレーション・コンサートでお世話になっている
   「ろ」さんにお邪魔します。昨年の12月以来、久々です。
   なぜ「ろ」なの?それは、当日お教えしましょう。
ヲ「満月の夏至に、唄う・飲む・喰らう」
■日時…6月21日(土)午後7時スタート(食事会は6時から)
■場所…「若松」(地下鉄「心斎橋」下車、日航ホテルのま裏)
■チャージ…2000円★参鶏湯(サムゲタン)付き!
  ※1回目のセレ・コンの事務局を担当していただいた堀越由美さんの
   お店です。子息・大二郎クンが、今や立派なマスターです。
   特製の「参鶏湯」を用意します。
ヲ「6・23 反安保デーに集え!ライヴ」
■日時…6月23日(月)午後 7時30分スタート
■場所…喫茶店「どるめん」(阪急神戸線「園田」下車) TEL.06−494−4713
■チャージ…カンパお願いします。
  ※1960年6月23日、安保条約が国会で強行批准。
   三井三池闘争もこの年。一人の美智子(皇太子妃:現・皇后)が
   浩宮を産み、もう一人の美智子(樺さん)が虐殺された。
   4・28沖縄デー、5・23反安保デー、10・21国際反戦デーは
   「デモに行く日」でした…。


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